ASCENT2023-denshi
24/32

 0 1 2 3 4 第2部ブラックホール候補天体 MAXI J1820+070の観測データ。誤差データ列は省いた。24MJD 58187.5 58188.5 58189.5 58190.5 58191.5 2-20keV 0.111142 0.232336 0.351457 0.427677 0.886044 2-4keV 0.028501 0.073869 0.130996 0.179219 0.394579 4-10keV 10-20kev0.029337 0.0404410.0609100.076537 0.0742540.126267 0.158668 0.0698050.309640 0.153357データ解析支援ライブラリ Pythonからは、大規模データ解析を支援するライブラリ pandas が利用できます。pandas は DataFrameというデータ形式を用いて、表形式のデータを扱うことができます。天体観測データの例 国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」船外に取り付けられた全天X線監視装置MAXIによる観測データを例にして、公開データの解析方法を紹介します。MAXIホームページ(http://maxi.riken.jp/)のBasic dataから、様々な天体のX線時間変動データを下表のような形式でダウンロードすることができます。ここで、MJDは修正ユリウス日、各列はキロ電子ボルト(keV)であらわしたエネルギー範囲の1秒1cm2あたりの光子数の平均値です。インターネットで公開されているデータを読み込んで解析する方法を紹介します。たとえばe-Statというサイトでは国勢調査結果等が公開されます。天体観測データも多くの場合、ある期間が過ぎると一般公開されるため、これらをダウンロードして研究に活用することができます。05データ解析への応用

元のページ  ../index.html#24

このブックを見る